志賀原子力発電所

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原子力Q&A

Q1. 温室効果ガスを減らすことを目的に、1997年京都で開かれ、会議にまとめられた「京都議定書」では何が決まったのか、教えてください。
Q2. 屋根にソーラーパネルをとりつけている施設や住宅をときどき見かけますが、どうしてもっと増やさないの?
Q3. 原子力発電所の寿命は、どのくらいなの?教えてください。
Q4. 原子力発電は、事故に対してどのような対策をしているのですか?
Q5. 原子力発電所からは放射線が出ているのは、本当ですか?
Q6. 大きな地震が起きたら、原子力発電所は大丈夫ですか?

プルサーマル計画についての質問にお答えします。
Q7. プルサーマルは危険ではないの?
Q8. どのように安全性を判断するの?

Q9. 自然にある放射線と人工的に作られた放射線との違いは?

環境放射線モニタリング・温排水影響調査について
Q10. 調査結果はどのように公表されるの?

Q11. もしも事故が起きたら、どのあたりの地域までが避難の対象になりますか?
Q12. もし、災害で放射性ヨウ素が町に広がったら、「ヨウ素剤」を飲むって聞きました。
「ヨウ素剤」ってなんですか?


Q1. 温室効果ガスを減らすことを目的に、1997年京都で開かれ、会議にまとめられた「京都議定書」では何が決まったのか、教えてください。
A  石油などを燃やしたときに出る二酸化炭素は、地球の上空で層をつくって地球上で発生した熱を宇宙空間に逃げるのを妨げます。そうすると地球はどんどん暑くなって、環境に好ましくない影響が出ます。
 京都議定書では、二酸化炭素を出す量を減らすことが決められました。国ごとにどれだけ減らすかの目標値が定められました。すでに2005年から、環境省が指揮をとって企業や学校・公共交通機関などで実施されています。 暖房は20度で、冷房は28度に……ってどこかできいたことありませんか。例えば、夏の夜が暑くても、たいていの家庭はエアコンの利用により寝苦しさを感じることは少ないでしょう。しかし、そのためにエネルギーが多く消費されています。冷房の設定温度を1度高くするだけでも、エネルギーの消費を減らせます。できることから少しずつ、それが二酸化炭素を減らすことにつながるのです。


Q2. 屋根にソーラーパネルをとりつけている施設や住宅をときどき見かけますが、どうしてもっと増やさないの?
A  太陽光や風力は無償で降り注ぐ太陽や風を利用したクリーンなエネルギーですが、天候に左右されるので安定した供給が難しいのです。「風まかせ」「お天道様まかせ」なのです。
 しかし、総発電量の一定の量をこういった新エネルギーでまかなうことが義務づけられて、徐々に発電量は増えつつあります。設置するための初期投資が高いので、普及には時間がかかるのです。太陽光発電は国の補助金が多く出され(現在打ち切り)ている間はずいぶん多く設置されました。これからは低価格で設置できるよう企業の量産体制が期待されます。

用語解説
オイルショック
 1973年と1979年の2度にわたって起きた、原油価格高騰による国内経済の混乱のこと。とりわけ1973年の第一次オイルショックは、インパクトが強烈でトイレットペーパー騒動を巻き起こした。

アイドリングストップ
 信号待ちや、荷物の積み込み、人待ちの時間などの短時間の停車中に、エンジンをストップさせること。ガソリンの使用量を少しでも減らすことで二酸化炭素の排出量を少なくする。

パークアンドライド
 自宅から最寄の駅までは自家用車に乗って行く。駐車(パーク)して、鉄道など公共の交通機関に乗り(ライド)通勤・観光する方法のこと。



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Q3. 原子力発電所の寿命は、どのくらいなの?教えてください。
A  原子力発電所も、時間の経過とともにあちこちに具合の悪い箇所が出てきたりガタがきます。経年変化による劣化は避けられません。しかし、部品の交換や修理でもとの状態に戻せることもあります。我が国で、原子力発電所が運転を始めて30年以上が経ちました。当初30〜40年と言われていた寿命ですが、今でもまだまだ運転できる水準にあります。1年に1回の綿密な点検と、日常的な点検とで健全な状態を保つように努めています。適切な保全活動を行っていけば60年は運転可能との結果が出ています。


Q4. 原子力発電は、事故に対してどのような対策をしているのですか?
A  原子力発電所の安全確保の目標は原子炉内部の放射性物質を環境に放出させないことです。
 具体的には、何か異常が発生したとしても、原子炉を「止め」、燃料を「冷し」、放射性物質を「閉じ込める」対策をとっています。万一の事故による放射性物質放出を防止する安全確保の原則はこの3つが基本になっています。

用語解説
放射線
 原子核が分裂するときに放出される高いエネルギーを持った電磁波のこと。物質や人体を通過する特徴がある。体を通過するときに、生体障害を起こす特性を利用して医療の現場でガンなどの治療に利用されている。

ベストミックス
 エネルギーの供給を特定のエネルギー源だけにからよらず、火力・水力・原子力・風力・太陽光などそれぞれの特性を生かして組み合わせていくこと。そうすることによって、万が一、資源の枯渇や供給が途絶えた場合のリスクを最小限に抑えることができる。



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Q5. 原子力発電所からは放射線が出ているのは、本当ですか?
A  はい、ごくわずかの量の放射線物質が、周辺地域に放出されます。しかし、もともと宇宙から届く放射線や大地からの放射線よりもずっと少ない値に抑えられています。石川県と北陸電力では、周辺地域の放射線を監視・測定・分析しています。農作物や海産物、土壌などのサンプルを採取し、含まれている放射線の種類や量を測定して、分析します。

■放射線量の制限値の規定
 放射線業務従事者:年間50ミリシーベルト
 一般公衆:年間1ミリシーベルト

「石川県」ホームページ内の「志賀原子力発電所環境放射線モニタリング」ページにて、原子力施設の周辺においての、環境中の放射性物質や放射線の強さを測定した値を確認することができます。
http://atom.pref.ishikawa.jp/


Q6. 大きな地震が起きたら、原子力発電所は大丈夫ですか?
A  原子力発電所は、建設する前に十分な調査を行い、活断層が走っていないことを確認した上で堅い岩盤の上に建設しています。 また、一般の建設に求められる耐震基準よりも3倍以上の地震の力に耐えられるように設計されています。地震で揺れを感知すると、原子炉は自動的にストップするしくみになっています。

用語解説
多重防護
 危険を未然に防ぐための考え方と技術のこと。何重もの壁で放射線を遮断したり、運転員が間違った操作をしても機械がそれを受け付けないしくみや、システムに故障が起きても、原子炉を安全に停止するしくみ。

臨界事故
 不注意によって核分裂が連続して起こり、コントロールできなくなる状態のこと。通常、原子炉内部では、核分裂の連鎖反応をちょうどよい状態に保つように、制御棒(コントロールする棒)で調整している。



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プルサーマル計画についての質問にお答えします。
Q7. プルサーマルは危険ではないの?
A  プルサーマルは、原子炉でウランとは異なった性質の燃料を燃やすため、原子力安全委員会がさまざま角度から分析・検討しています。報告によると、プルサーマルで使われる燃料は、ウランと多少の違いはありますが、従来の安全基準に当てはめて燃やすことが可能です。もともと原子炉は余裕を持って設計されており、燃料の違いにも柔軟に対応できる力を備えています。


Q8. どのように安全性を判断するの?
A  経済産業省の原子力安全・保安院ではプルサーマルの安全規制を「核的性質」「燃料のふるまい」「事故時の影響」「燃料取扱」の4つの項目に大きく分けて様々な角度から検討し安全性を審査しています。

用語解説
ウラン
 鉱石のひとつでカナダやオーストラリアの鉱山から採掘される。日本での採掘量はわずかであり、ほとんどを海外から輸入している。天然資源なので、埋蔵量に限りがある。原子力発電所ではウランを燃やして電気をつくりだしている。

プルサーマル計画
 ウランを再利用して有効に使おうという計画のこと。ウランを回収して新しい燃料をつくると、もとのウランと新しくできた燃料とでは、少し性質の異なるものができる。原子炉でその特性に合った燃やし方をすることで、問題なく使うことができ資源の有効活用に今後期待されている。



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Q9. 自然にある放射線と人工的に作られた放射線との違いは?
A  宇宙や大地から出ている自然放射線と原子力発電所で発生する放射線とは、その性質に違いはなく同じものです。放射線の人間の体に与える影響は、受けた量によって決まります。自然界に存在する放射線から大量に受けることはまずありませんが、原子力発電所の原子炉では放射線が大量につくり出されています。


環境放射線モニタリング・温排水影響調査について
Q10. 調査結果はどのように公表されるの?
A  環境放射線モニタリング結果及び温排水影響調査結果については、それぞれ石川県環境放射線測定技術委員会及び石川県温排水影響検討委員会にて技術的評価を行い、石川県原子力環境安全管理協議会が確認した後、公表されます。

用語解説
放射線
 高いエネルギーをもつ電磁波の一種。一度に大量に体に受けると、人体に悪影響を及ぼすが、細胞を破壊するという特性を生かして医療の現場ではがん治療などにも使われる。

テレメーターシステム
 石川県と北陸電力(株)が常時監視している、志賀原子力発電所周辺の空間放射線量や気象要素(風向・風速等)を伝達するシステムのこと。測定結果は、専用回線で志賀町監視センター等に送られ表示される。



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Q11. もしも事故が起きたら、どのあたりの地域までが避難の対象になりますか?
A  事故の規模にもよりますが、原子力発電所に近い地域に重点をおいて、半径10km以内の地域を対象地域としています。事故が起こると、放射性物質は風に乗って拡散します。放射性物質の濃度は、原子力発電所からの距離が離れるにつれて低くなります。天気や風向きなどの気象条件を正確に読み取って、被害を最小限にとどめるよう的確な判断を下し、風下の地域住民への避難勧告を急ぎます。


Q12. もし、災害で放射性ヨウ素が町に広がったら、「ヨウ素剤」を飲むって聞きました。「ヨウ素剤」ってなんですか?
A  原子力災害時に放出される放射性ヨウ素は、吸入や飲食によって体内に取り込まれ、甲状腺に蓄積して内部被ばくをもたらす可能性があり、甲状腺がんの原因になることも考えられます。
 「ヨウ素剤」を服用すると、放射性ヨウ素が体の中に入ってきても甲状腺に蓄積しにくくなり、内部被ばくを低減させてくれます。ヨウ素剤は必要なときに必要な数量が配布されますので、災害対策本部の指示に従ってください。

用語解説
シーベルト
 放射線防護の分野で使われている単位のことです。詳しく説明すると、微量放射線の人体に対する影響(危険度)を表すいろいろな放射線量(等価線量、実効線量)の単位で、「Sv」と表記します。

デマ
 災害時や緊急時にデマや流言が広がるのは、周知の事実です。少し古い話ですが、関東大震災のときには話に尾ひれがついてデマがデマを呼び、災害の被害以上に悲惨な人災が引き起こされました。
 私たちは不必要なデマにまどわされず、沈着、冷静、確実に行動することが大切です。



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